責任を押し付け合わない

責任を押し付け合わない出会いからしばらくの間は、相手に何か不都合ができ、デートが延期や中止になってしまった場合でも強く責めたり詰ったりすることはあまりないのではないでしょうか。
そうした寛容な態度を取ることができるのは、相手に良く思われたい、より関係を良好なものにしたいという気持ちが強く働いている時期だからです。

せっかく交際に至ったのだからと考えるからでもありますし、二人の関係がまだ成熟期を迎えておらず、そうした時期を迎えられたなら、より楽しく過ごすことができるだろうという期待からでもあります。
ですから、出会いから一年ほどの間はさまざまなことを経験し、互いの性格や嗜好、クセというものを十分に理解し合うために使われると言ってもいいでしょう。

どういった時にどういった対処をすれば相手が自分を好ましく思ってくれるのかや、どういった事柄までは許せてどういった事柄を互いが不快に思うのかを学習することで、より関係を深めたり改善したりしながら過ごすのがこうした時期です。
その時期を終えると、気心も随分と知れるようになっていることから、互いに甘え合ったりわがままを言い合ったりする巾も随分と広がる訳ですが、だからこそ起こるケンカやすれ違いもあるのです。

特に共働きで、極端にどちらかが忙しい場合には、そうしたことが起きる確率は高くなると言ってもいいでしょう。
何故なら、どちらかの都合のために、どちらかが楽しみをふいにされたり変更を余儀なくされたりする機会が増えるからです。
また、同棲などをしている場合も、ケンカが起きやすくなるのはこうした時期です。

大抵の場合、その原因は予定していた事柄や家事ができていなかったこと、自分の側の負担が増えたことによるのですが、そうした場合であっても、相手を責め過ぎないことが大切です。
同じように仕事をしているのに、家事まで自分の負担が多いと嘆いたり憤る人もいるかもしれませんが、いつ何時あなたの側にそうした事情ができないとも限らないので、相手には、有事の際には代わって欲しい旨を上手に告げ、できる範囲で構わないので、相手の分担を引き受けてあげることも必要です。
あなたの側だけでなく、何か事情ができた際に、相手を頼りすぎないよう心がけることや、そうした時にどうするかについて事前に話し合う場を設けて置くことが肝心でもあります。

出会いの頃と同じように寛容であれとは言いませんが、互いが好きだからこそ一緒に過ごしているのだということを少しだけ振り返り、「しょうがない」そんな風に考えてあげることも時には必要なのです。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:共働きな家庭が多くなった昨今。二人がうまくやっていくにはどうすれば?「共働きの心得」始まります。
2015.01.22