家族ができた時に備える

家族ができた時に備える出会いがあり交際が決まった当初は、二人で過ごすことが最も大切であり、最も楽しい時間だと考えていたのではないでしょうか。
今まで見たり聞いたりしていた事柄であっても、二人で目にしたり体験したりすると新鮮に感じるだけでなく、新しい発見をすることもあります。
さらに、そうした時期はとても充実した時間だったと、のちにそう振り返ることがあった人は多いことと思います。

ですが、長く交際を続けるうちに、同じ二人という形であっても、「家族」としてそれを見聞きした時、体験した時にどんな風に感じるのだろうかと、そうしたことをふと考える人もいるのではないでしょうか。
出会いから始まり、その時には将来についてあまり考えてはいなかった二人であっても、長く交際を続けるうちに、「この人と家庭を作ることになるのかもしれない」と考え始め、それがどんどんと具体性を帯びて行き、今では家族という形にすっかり納まっているという人もいることでしょう。
そうした人にとっては、今が、出会いに次ぐ「幸せな時間」かもしれません。

ですが、そんな時期だからこそ、出会いの時とは違い、もうひとつ先の将来について考えておくことが大切なのです。
現代は共働きの家庭が多いことから、互いに時間をやり繰りして家族を増やす方法を選択する家庭と、この先の自分たちの状況を熟慮した上で当面家族は増やさないことを選択する家庭とが出てくることでしょう。

この問題は、「どちらが正しい」というものではありませんし、両親や友人たちの意見を聞くべき時はあるかもしれませんが、それらに従う必要はなく、二人でしっかり考えて決めることなのです。
何故なら、どちらかが負担を大きく担って家族を増やした場合には、新しく増えた家族だけでなく、自分たちもまた不幸になりかねない問題だからです。
反対に、「家族を増やしたい」と積極的に考えている場合には、最小単位である家族になることを決めた時から、家事の分担だけでなく、家族を増やしてゆくためにどういった努力をするべきかを話し合ったり、そのための計画や目標を話し合っておくことが大切です。

どんな「家族」という形を作るかは人それぞれですし、どの形にもそれぞれの幸せや楽しみ、大変さは必ずあるものです。
出会いが素晴らしいもので、その相手とできるだけ長い時間を睦まじく過ごしたいと考えるのであれば、「今」だけを見つめるのではなく、少し遠いところに二人で目を向けてみてはいかがでしょうか。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:共働きな家庭が多くなった昨今。二人がうまくやっていくにはどうすれば?「共働きの心得」始まります。
2015.01.22