憧れを経て恋愛へ

憧れを経て恋愛へ恋愛としての出会いを経験する前に、誰もが、一度は「憧れ」といった気持ちを経験しているのではないでしょうか。
憧れとは、ちょっとしたきっかけがあれば誰もが抱いてしまえる感情であり、その対象は同性、異性に関係なく、また年齢も関係がありません。
そのきっかけも人によってさまざまで、困っている時に面倒をみてくれたといった理由や、何かの際に優しくしてもらい、そこから憧れるようになったという人も多いことでしょう。

憧れは、「好き」という気持ちの一種ではありますが、多くの場合、「自分もあんな風になりたい」「同じように、人のために何かできる人になりたい」といった、対象と同化したい、対象から認められる存在になりたいと考えることから始まるようです。
中には、その近づきたいといった気持ちを恋愛の好きだと思い込んでしまう人もいるようですが、出会いの機会を得ると、今まで抱いていたそれが「憧れ」であったと気付くことが多いようです。

ですが、恋愛における出会いを経験する前には、誰もが憧れから「好き」という気持ちを学び始めると言っても過言ではないでしょう。
それが同性、異性のどちらに対する感情であるかはあまり関係がなく、相手に近づきたい、相手から好ましく思われたいといった気持ちを抱いた結果、相手のために何かをしたい、労わりたい、思い遣りたいといった気持ちが育ち始めるところは、恋愛の基礎的な感情がそれによって育てられていると言うこともできるかもしれません。

また、憧れを抱いた際にも、恋愛の時と同じように、相手から何らかの感情が返ってくることを期待している場合は多いようですが、その際に求めているものは、決して「好き」という感情ばかりではないようです。
相手から好意が返ってくることを期待するものではありますが、それは褒められたいといった感情が主で、恋愛のように、自分と同じ感情を抱いて欲しい、同じ感情を返して欲しい、それが「好き」といった気持ちであって欲しいとは考えないようです。

誰かに対する憧れは、誰もが一度は経験するものですし、それを経験するからこそ、恋愛における好きを意識することができ、自分が相手へと抱いているものが恋愛感情だと知ることができるのでしょう。
そうした意味では、憧れはとても大切な感情のひとつということができるかもしれません。
中には、憧れだと思っていた感情が恋愛のそれだと気付き、それを育てることになる人もいるかもしれません。
ですから、憧れを知ることは、恋愛を知ることでもあるのです。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:憧れを知ることは、恋愛を知ること。花も実も付けるのだということを忘れず二人で力を合わせて育てることがお勧めです。
2015.03.16