ひと息つくなら公園を

ひと息つくなら公園を出会いから間もなくの頃は、喧嘩もまた絆を深める方法のひとつであることが多く、例えデートの途中で喧嘩をしてしまったとしても、あまり周りのことを気にすることもなければ、意外と早く仲直りができたりもするものです。
それは、互いに対してだけ意識が集中しているからということができるでしょう。

ですが、出会いからしばらく経ってからする喧嘩は、意外と周りの目が気になるものです。
それは、関係が深まったことで、喧嘩をしてしまった時であっても互いのことが良く見えるようになるからなのです。

互いが見えるということは、その立場も良く見えるということで、「怒り」の感情を持っている時にも、頭のどこかで「感情的になっているところを見られることは恥ずかしいこと」という意識が働くからです。
それは、自分の立場に対してだけでなく、相手に対しても働くため、不意に怒りの感情に襲われた時であっても、それをどうにかしようという気持ちが働くのです。

昂ぶった感情を落ち着けるには、人波から外れることが重要です。
できれば、公園などの広いところで、なおかつ緑の多いところを選ぶことがお勧めです。
木々や芝生の緑は、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるからです。

感情的な言葉を口にしてしまった方は、街中でそうした言葉を使ってしまったことを居た堪れなく思っていることが多く、ですから、その場から連れ出してあげることが大切ですし、そうした場所へと移ることで昂ぶりが幾分治まり、順序立てて話すことができるようになることからもお勧めの方法でもあります。

人目の多い街中で喧嘩を始め、相手に恥ずかしい思いをさせれば、早々に謝ってもらえるのではないかという期待がそうしてしまう理由のひとつとしてあげられることが多いのですが、その恥ずかしさは口にした方にも降りかかっているため、そうした場所から外れ、冷静になれたところで改めて怒っている理由を尋ね、話し合うことや、謝るべき点を見極めることが大切なのです。
公園が見つけられない場合には、噴水などの水辺や解放感のある屋上へ出ることもお勧めです。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:相手をどれだけ思い遣ることができるかが街中での喧嘩を収めるためには重要ですし、この先の二人の関係にも大きく関わります。
2015.06.05