相手の気持ちになってみる

相手の気持ちになってみる修復不可能なほどのケンカをしてしまったという経験は、出会いから間もなくの時期にはほとんどといっていいほどないのではないでしょうか。
むしろ、出会いから間もない時期は、多少相手から不快な言葉をかけられたとしても、自分と意見が食い違っていても、どうしてそうした言葉を使ったのか、どうしてそうした考えになったのかを聞き、理解しようと努める人が多いことでしょう。

それは、せっかくの機会をふいにしてしまいたくないという気持ちが働いているからであり、まだお互いのことをよく理解できていないからこその事態だと考えているからです。
そう考えられるからこそ、交際は進展してゆきますし、関係も深まってゆくのです。

ですが、長く交際を続けていると、互いの考え方や嗜好についての理解が深まり、だからこそケンカになってしまうということがあります。
「互いへの理解が進んだのになぜ」と思う人もいるかもしれませんが、それは、「相手は理解してくれるはず」という思い込みが働くようになるからなのです。

そうした時期のケンカは、関係の修復が不可能なほどに深刻化する場合もあるので注意が必要です。
関係が深まり、親密さが増しているから、ケンカをしても大丈夫などと油断することはせず、そうした時期こそ初心に立ち返り、相手がどうしてそう思ったのかや、どうしてそんな暴言を吐いたのかについて考えたり、理解したりしようとする努力をした方がいいでしょう。
相手の気持ちを考えたり、その立場になってみれば、自分の至らなかった部分も見えてくるはずです。

交際は、どちらかだけの気持ちで成り立つものではないので、ケンカになってしまった場合も、どちらか一方だけが悪いということはあり得ません。
ケンカの原因が他者にある場合を除いては、どちらもが自分の言動を振り返り、相手の気持ちを考えてみることが重要であり、そうすることこそが関係修復の機会でもあるので、成熟期に入ってからケンカをしてしまった場合には、自分よりも相手の立場になって考えてみることがお勧めです。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:恋人との付き合いが進むに従って、この先の自分たちの在り方が一緒だと思いあえたら素敵ですね。
2015.08.28