相手を知ること

相手を知ること恋を始めたり出会いがあったりすると、人は、何とか交際を思う通りに進めたい、できるだけ早く親密な関係になりたいと気が急く傾向にあります。
周りにいる人を見初めて始まった交際よりも、出会いの場へと赴くことで相手を見つけて始まった交際の方がそうした気持ちは強いようです。

なぜなら、身近な人を対象にした恋は、既にいくらかそのひととなりを理解していて、理解しているからこそ恋が始まったのだということができますが、見ず知らず同士が出会って始まった交際の場合は圧倒的に情報が少なく、関係を維持するためにも互いに対する理解を早く深めなければと考えるからなのでしょう。

ですが、「人を理解する」「知る」ということは、そんなに簡単なことではありません。
友人や同僚との関係然り、時間をかけて互いについての情報を交感し、誤解があればそれを解く努力をし、それを繰り返しながら築いてきたのではないでしょうか。
それは、交際相手に対しても同じことが言えます。

恋愛においてだけでなく、人間関係を築くにあたって最も恐ろしいことは、「分かった気になる」ことです。
気が急くあまり、勝手に相手の言葉や情報を解釈し、自分に都合の良いように理解して「そういう人だ」と思い込むことは、相手に対して失礼なだけでなく、関係を破たんさせる原因にもなりかねないので注意が必要です。

長く関係を続けてゆきたい、将来にわたって共にあれる関係でいたいと願う人と出会えたならなおのこと、丁寧に相手の話を聞き、自分についての情報をしっかり開示し、親密になることだけを目的とするのではなく、信頼を築けるよう努力することが大切なのです。
交際は、相手をより深く知るところから始まるのです。
ですから、仲良くなりたい、より好きになってもらいたいと考えているのであればなおさら、相手を理解することに時間をかけるべきですし、相手が自分を理解してくれるよう努力をするべきなのではないでしょうか。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:恋愛は焦らないこと、より好きになってもらいたいならば、相手と理解しあうことに時間をかけてみましょう。
2015.10.02