理想は現実と背中合わせ

理想は現実と背中合わせ出会いの際、人は未来の交際相手に対して、多大なる理想を抱いているものなのではないでしょうか。
「こんな人と出会い、こんな恋がしたい」という理想は誰もが持つもので、できるだけ、理想に近い現実をつかもうと考えながら、そうした場に赴くものなのかもしれません。
理想を持つことは決して悪いことではありませんが、より良い恋愛をしたいのであれば、現実を見ることも大切なのだということを覚えておかなければなりません。

有名なアニメーションの主題歌に「いつか王子様が」というものがあります。
まだ実際の恋を知らない女性が抱く理想を表したかのようなこの言葉は、実のところ、実際の恋を知った女性が抱く理想でもあるのです。
その際の「王子さま」とは、「自分が抱いている理想」を指すものであって、決して一国を背負う王子さまそのものを指している訳ではありませんし、まったくのあり得ない理想を夢想している訳でもありません。
そうした女性たちは、自分が好きになり、自分を好きになってくれる人こそが「自分だけの王子さま」であるということを、ちゃんと理解しているからです。

もちろん、理想に当てはまる部分がひとつもなくても、好きになってしまえばそれは些細なことだと思うことができますし、その人と出会えたことに感謝もすることでしょう。
大切なのは、理想は理想であって、現実とは違うのだということを理解することであり、恋をしたのであれば、その人こそが理想の相手であると考えることなのです。

現実の恋人は、理想にはない魅力をたくさん持っていることでしょう。
あなたのために考え、思い遣ったり行動したりしてくれるのですから、理想よりも遙かに素敵なはずですし、出会えたことを嬉しく思うこともできるのではないでしょうか。
恋とは、実際の感情や行動が伴って、初めて恋だということができるのです。
ですから、相手があなたに対して行動を起こしたり、労ったりしてくれるのは、すべて、あなたへの愛情からなのだということを覚えておいてください。
理想と現実は紙一重であり、交際をしたいと思える相手に出会えたなら、理想が現実になったということなのです。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:恋愛という関係は、相手へのさり気ない気遣いで育ってゆくものですから当たり前と考えず、喜ばれる行動を考えましょう。
2016.04.19