思い出は美化されるもの

思い出は美化されるもの過去の恋人や恋愛の思い出に意識をとらわれ、せっかく訪れた新しい恋や出会いのチャンスに真剣に向き合えない…そんなもったいない状況はなぜ起きてしまうのでしょうか。

そもそも、過去の甘い思い出が忘れられないのは、文字通り「美化」されているからです。
人の記憶回路は恋人から言われた言葉や一緒に過ごした時間、過去の出来事などを自分の都合の良いように整理してしまいがちです。
そう聞くと一見悪いことのように感じられますが、それは無意識に自分の傷ついた心や自尊心を守るための自然な反応なのです。
そのため、時間が経つにつれて、過去の恋人との思い出はどんどん自分の中で美化されてしまうのです。
特に、自分では望まなかったのに別れてしまったケースはその傾向が強くなるでしょう。

実際に元恋人と交わした言葉は、記憶の中では愛情に満ちて、心地よい響きに改ざんされているかもしれません。
その甘美な思い出にすがってしまう人は、過去の恋人との関係をなかなか断ち切ることができないのではないでしょうか。
しかし、過ぎ去ってしまったものや人は、記憶の中で追っても追いつけませんし、無かったことにしてしまうこともできません。
未練を断ち切って新しい恋や他の異性に目を向けるかどうかはさておき、過去の思い出の美化に拍車をかけるような追想は、ほどほどにすべきでしょう。
過去を振り返り、もう存在しないものばかり眺めるのはやめて、今を生きる自分のためになにをすべきかを考えてみませんか。

  • 連載数:全5回
  • 紹介文:過去は美化されるものであり、素敵だと思いこんでいる過去の恋愛は執着する必要性はありません。新しい恋を遠ざけることなく一歩踏み出して素敵な人と出会っていきましょう。
2018.08.02